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趣味のレベルですが ~その6~

 「その4の①」からのつづきです。

 オミズヌ(八束水臣津野命、淤美豆奴神)とフテミミ(タキリ)の間に生まれた子にタキキ(阿太加夜奴志多岐喜比賣命、別名タカヒメ)がいます。かなりの才色兼備!出雲(多伎・荒茅・荒木)から意宇(松江市)に移住して父をサポートし、姫様として広く庶民に慕われました。彼女を祀る「あだかや神社」では、10年に一度日本三大舟神事のホーランエンヤが開催されます。

 タキキは、最終的に鳥取県中部あたりまで影響力を持ち、シタテルヒメ(下照比売命)の名で倭文(しとり)神社(湯梨浜町)にも祀られています。一般庶民を明るく照らす姫様なんて、最後まで才色兼備(^◇^)

 「あだかや神社」の所在地は、(旧)八束郡東出雲町出雲郷です。出雲郷と書いて「あだかえ」と読みます。姫様の出身地と同じ「あらかや」と呼んでいたのが「あだかや」または「あだかえ」になったと思われます。「~や」か「~え」かは、出雲弁で発音すれば同じように聞こえるので、どちらでもOK(笑)。