Amazonで本日発売開始!

「出雲とヤマトと邪馬台国」

 藤原 淳詞(著)

 

単行本(ソフトカバー)B6判

ページ数:128ページ

出版社:ブイツーソリューション

ISBN978-4-86476-730-9

販売:Amazon.co.jpおよび院内

価格:800円+税

2019年9月26日発売開始

 

(Amazon書籍紹介より)

中学生から大人までイッキ読み!目からウロコの古事記解読本。

紀元前七世紀からおよそ千年間、日本の礎を築いた数々のエピソードがあった。それらは、著者がタイムマシンで過去に赴いて現地取材したかのように一つの弥生歴史物語となり、実年代(仮説)の時間軸で進行する。

古代史の専門家とは違う視点で古事記をウラ読みした結果、浮かび上がったのはスサノオの血統が牽引した古代日本であり、三度の神武東征だった。さらに、邪馬台国論争の着地点についても私案を述べる。

 

【目次】

はじめに

略年表(物語概要1~4)

第一章 この物語の根底にあるもの

第二章 大和国と邪馬台国は、どちらもヤマト国

第三章 出雲のあけぼの

第四章 出雲王国の誕生

 其の一 出雲とヤマトをつなぐキーマン迩芸速日命

 其の二 出雲で「国引き」神話

 其の三 あだかや神社のタキキヒメ

 其の四 出雲王国の外交と経済

第五章 ヤマト国誕生秘話

 其の一 熊野で「八咫烏」神話

 其の二 二度目の神武東征

第六章 大国主神の時代

 其の一 五人の大国主が治めた出雲王国

 其の二 建内宿祢誕生とヤマト国の反撃

第七章 九州制圧とヤマト朝廷の誕生

 其の一 日向三代から神功皇后へ

 其の二 ヒミコと呼ばれた神功皇后

 其の三 出雲完全国譲りと応神天皇

 

おわりに

 

 

はじめに

 

 2019年4月30日、第125代天皇が退位されて平成時代が終わり、同年5月1日に第126代天皇が即位されて令和時代が幕を開けました。この御代替りは「2千年の伝統」という世界最長の歴史を持ちます。今こそ日本最古の歴史書である古事記(もちろん現代語訳本で構いません)をひもとく絶好のタイミングではないでしょうか。

 古事記には驚くほど出雲に関する記述が多い一方で、古代史・考古学の専門家ほど古代出雲の勢力について懐疑的でした。ところが昭和59年の荒神谷遺跡発掘以降、アマチュアの古代史研究家が続出し、プロアマ問わず古代出雲の謎について活発に議論されています。私はそれらに影響を受けつつも、30年近くあれこれ思い巡らすうちに、古事記と出雲の謎を解く鍵はスサノオ(須佐之男命)の血統に違いないという結論に達しました。(つづく)